ご依頼時の状況【自宅に現れる落ち武者の霊】-京都府50代男性
そちらのお宅はもともと何十年も住んでいる持ち家であり、ご家族は両親、長男、長女の4人暮らしであった。
ある日を境にラップ音が頻繁に起こりはじめ、その後は足音が聞こえる様になった。特に深夜の時間帯である午前1時~2時頃なると、毎日の様に廊下を歩く音、ラップ音が聞こえる現象が頻発した。また、その際テレビや照明が勝手につく現象が同時に起こる様になった。
当然、家族は何者かの存在に皆怯えていた。
ある夜、家族全員が二階の各部屋で寝ていたところ、深夜に1階から「ドスン!」という家中に響く物凄い音が聞こえてきた。その音で家族全員が目を覚まし、全員が2階の廊下に集まった。
家族4人が恐る恐る階段から1階へ行こうとし、階段から下を覗いたその時であった・・・落ち武者が一階の廊下を歩いているのが目撃されたのである。これは家族4人全員が同時に目撃しており、さらに落ち武者が上を見て、目があってしまったのである。家族全員、状況がわからず青ざめ、失神しそうになった。
その後、一階に駆け下り、状況を確認したが、落ち武者の姿は無かった。
その後も姿は確認できないが、深夜になると足音・ラップ音、テレビや照明が勝手につく現象が頻繁に起こり始め、それを目の当たりにしたご家族は恐怖し、その真相解明と問題解決をするべく当方の霊視鑑定を受けることとなった。
霊視鑑定結果【自宅に現れる落ち武者の霊】-京都府50代男性
霊視鑑定を行ったところ、家の土地そのものが、昔の塚の跡地であった事が判明した(塚とは戦国時代などに死体を埋める場所の事です)。そこに家を建ててしまったため、怪奇現象が発生していたのである。
怪奇現象で一番影響を与えていたのは、落ち武者の霊であったが、実際に霊視をすると物凄い数の未成仏霊がそこの土地には存在していた。
落ち武者は400年位前の武士であり、生前は仕えていた武将に一生懸命尽くしていた責任感が強い武士であったが、戦でなくなっており、非常に念が強く、未成仏の状態で彷徨っていた。いまだに本人は戦いの中にいる感覚であり、その当時に仕えていた武将を探しており、死ぬに死に切れない様な状況であった。
自分自身の死の認識は全くない状態であり、「戦場はどこだ!武将はどこだ!?」と当時のままの気持ちをで彷徨っていた。落ち武者の霊はその家族に危害を加えるつもりは全く無く。今回は、たまたま、その家族が塚の真上に住んだことによって、怪奇現象が起こってしまったケースであった。また、ご相談者の家系にはその他の神仏問題は全く存在しなかった。