ご依頼時の状況【重度の憑依体質】-長野県40代男性
長野にある実家は蕎麦屋を営んでおり、相談者はそこを手伝って生活をしていた。
しかし、数年前より体調が優れない日々が続く様になった。昼間は体調が比較的良いため蕎麦屋の仕事を手伝っていたが、夕方から深夜にかけては急激に体調が悪化する事が多く、家で横になる事が多かった。
数ヶ月前より、夜になると意識が遠のく感じに襲われ、その際に肩や首が無意識に動く様な現象が起こる様になった。その際に本人の実感としては、全身に痺れが起こり目・鼻・口・肛門から見えない糸を入れられているという感覚が伴っていた。
日によっては、その後に意識が完全に消失し、記憶が完全に飛ぶ様な事も起こる様になった。
相談者自身、何者かが自分の体に入り込んでいる感覚が存在しているため霊の憑依を自覚している部分もあった。
そのため、ある有名な霊能者の元を訪ね除霊などを行ったが、情況は全く改善することは無く、逆に悪化の一途を辿ることとなった。また、その頃には同時に自宅ではラップ音や足音が聞こえる現象が頻繁に起こっていた。
日に日に悪化する情況の中、インターネットにて当方の存在を知った相談者は原因の究明と現状を打破するべく対面霊視鑑定を依頼するに至った。
【対面霊視鑑定直前の情況】
相談者は天光へ直接来ていただく対面鑑定を希望されたが、当方へ霊視鑑定を電話予約する際にキチンと話せないという現象が発生した。
これは憑依が進行している情況ではよく起こる現象であり、当方へ行かせまいとする憑依している霊体や周囲の神仏の抵抗によるものと推測された。その後、当方へ来られた際は「とにかく落ち着かない」という感覚に襲われていた。ソファから立ったり座ったりを繰り返し、急に立ち上がりソファの周りをグルグルと何度も歩き回り、最後には飛び跳ね続けるという行動を起こしたのである。その時の記憶は本人には全く残っていなかったとの事だ。これは当方の力を知った相談者周囲の神仏が混乱した事に起因していた。神力により、憑依している霊体と周囲の神仏を沈黙させた後、対面霊視鑑定へと入る形となった。
霊視鑑定結果【重度の憑依体質】-長野県40代男性
【対面霊視鑑定】
相談者は重度の憑依体質であり、鑑定時は既に約20体の霊体に憑依されている事が判明した。16~17年前より憑依されていた為かなり進行している情況であった。昼間は意識は保っているものの、夜間は殆ど自分ではない状態だった。
相談者の性格は非常に神経質、非常に細かい所にこだわりが強く、マイナス思考、物事を全て悪い方向に捉えてしまう傾向があり、性格面も霊感体質と憑依体質の進行に拍車をかけていた。
家系の神仏問題(特に父方家系)も相当数ある事も判明し、相談者は家督という事もあり、そちらも様々な影響をもたらしていた。
霊体質的問題に関しては周囲の神仏による影響が7割、本人の精神・性格面の影響が3割ほど関与している情況であった。
憑依体質については最初から神仏の方で仕組まれた流れであり、憑依している霊体20体は家系に関連した因縁霊の中でも強烈な念を持っているものが選ばれていた。相談者周囲があまりにも強烈な環境の為、他の無関係な浮遊霊は憑依を狙うどころか近寄れないレベルであった。
《父方家系の神仏問題》
約200体の因縁霊が存在しており、一族を祟っている情況であった。
父方の約1000年前の先祖に私利私欲のため多くの人を陥れ、その財産を奪っていた詐欺師の様な人物が存在していた。その先祖は最終的に地主・権力者の座を得てはいるものの、その影では多数の犠牲者・死者が存在していた。
その後の先祖は何代かに渡り同じ様な謀略を繰り返しており、その犠牲者の多くが因縁霊として現世に留まり現代に至るまで一族を祟ることとなった。
また、神系では稲荷神・龍神大蛇の障りも存在している事が判明した。これは700~800年前に父方家系で祀っていた神々(※1)であり、当初は家系を守護していた。しかし、途中で屋敷を建て直す際にご神体の移動が正しく行われておらず、ご神体の上に家を建ててしまっていた。それが原因で2柱の神々は発狂しており、最終的には家系を貶めるため因縁霊に力を貸すこととなった。
それら神仏の影響で、父方家系は早死にする人、自殺者・精神病が多発しており、現在は規模が相当縮小している情況であった。
また、神仏の影響により父方家系の約400体の先祖霊は全て未成仏であり、因縁霊達から奴隷の様に扱われている状態であった。
(※1)因縁霊による災いが先に出ており、それをなんとかしようと当時の先祖が祀った神々
《母方家系の神仏問題》
こちらの家系にも約300体の因縁霊が存在しており、一族を祟っている情況であった。
もともと武家の家系であったが約500~600年前に財産・女性を奪いとる為に一般市民を多数殺害している先祖が存在していた。私利私欲のため、武力・権力をもって人々を殺害したのち様々な物を奪っていた。
約400年前には家系に商人も出てきており、その先祖も多くの人々を騙し、陥れており、その結果多数の自殺者が出ていた。
それら犠牲者の多くは一族を呪い、家系を貶めるため因縁霊となっていた。
また、近い世代の先祖が商売繁盛の目的で稲荷神を祀っており、当時は神の加護により商売も上手くいっていたが、その後は代が変わる毎に疎かな扱いをしてしまっており、怒り狂っている状態であった。
鑑定当時は多数の因縁霊と稲荷神の影響で母方家系では金銭トラブルが多発しており、親戚間の人間関係も疎遠状態となっていた。
また、神仏の影響により母方家系の先祖霊(約100体)は殆どが未成仏となっていた。
その後の経過【重度の憑依体質】-長野県40代男性
憑依体質であるが、施術直後から夜間に意識が消失する現象は無くなった。
憑依の余韻が残っていた為、1~2ヶ月間は体の異常な動きは治まらなかったが、3ヶ月後には完全に消失した。憑依体質自体は4年間で完全に改善した。
霊感体質については時間経過と共に順調に低下していき、1年後には霊感は完全に消失した。
※この方の場合、当方のフォローもあり、精神的にも安定していたため比較的早期の回復を認めた。
現在は実家の蕎麦屋の跡取りとして懸命に仕事に励んでいる。